山中歯科ブログ
(院長日記)保育園児の歯科健診と職員向け講話
練馬区大泉学園 北口徒歩3分の歯医者 山中歯科の山中大輔です。
私は練馬区歯科医師会公衆衛生事業の一環として,練馬区立の保育園の担当医をしています。
主な仕事は春と秋に行う,保育園児の歯科健診ですが,職員向けの講話も年1回行っています。
先月行った秋の歯科健診では,全園児の健診をしたのちに,3歳以上の子に向けて虫歯の話をしました。
一緒に同行した妻が大型絵本「はははのはなし」を朗読しながら,どうして虫歯になっちゃうのかを分かりやすく話します。
皆上手に話を聞いてくれて,妻がする問いかけにもしっかり答えてくれました!将来が楽しみです。
また本日,保育園の職員向けに 「虫歯の成り立ちと小児の習癖について」 講話をしてきました。
虫歯の原因となる要素やブラッシングの仕方などについて再確認していただく事と,習癖(指しゃぶりや舌突出癖・口呼吸)が及ぼす影響について説明してきました。
近年,小児の虫歯の数が減ってきた変わりに,悪習癖が問題を生じさせる事が多くなったといわれています。
とりわけ口呼吸が及ぼす影響は少なくないと考えられています。
小児期から悪習癖に対し気を配る事で,大人になった後も長期に健康でいることが出来ますし,正しい舌の位置を覚えることで,正常な摂食嚥下の仕方を身につけることができます。
保育での仕事に少しでも役立てて頂ければ幸いです!
講話の後には,職員の方にも歯垢の染め出しをしてもらいました。
事前に伝えていませんでしたので,皆さん戸惑っていましたが,いざ染め出してみると一斉に自分の口腔内を観察して大いに盛り上がっていました。
やはり, 「目で見る」 ことは口腔内に関心を持ってもらう上で非常に重要ですね。
職員の方にとっては,年に一度の機会なので,話だけでなく参加型の内容も良いなと思いました。
また来年は違った事をしてみたいと思います!
山中歯科 山中大輔