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(歯科ブログ)マイクロスコープ・手術用顕微鏡を導入しました。

2017. 3. 3.

練馬区大泉学園 駅徒歩3分の歯科・歯医者 山中歯科の山中大輔です。

 

先月の末に、約1年数ヶ月前より導入を検討していた、「歯科用マイクロスコープ(手術用顕微鏡)」を導入いたしました。

 

裸眼の20倍以上の視野で治療することで、今まで以上に精密な治療が可能になりました!

 

治療例などは今後ご紹介していきますが、導入までの経緯を残しておきます。

以下は、歯科医師の先生(これからマイクロスコープを導入しようとする先生)向けに、自分なりに感じた事を書いておきます!

 

 

マイクロスコープを製作している業者も数社あり様々な機種が存在しますので、導入前にデモ機を借り実際に使用してから導入を決めました。

 

以前ライカ製のデモ機を借りたときのブログはコチラ → ライカのマイクロスコープ① ライカのマイクロスコープ②

以前カールツァイス製のデモ機を借りたときのブログはコチラ → カールツァイスのマイクロスコープ

 

その後、グローバルというメーカーのマイクロスコープ(旧モデル)のデモ機も借りてみました。

 

グローバルマイクロスコープ

 

グローバル社製のマイクロスコープは、ライカ・カールツァイス社に比較すると若干価格は安くなります。

また、オプションが豊富なため、自分好みにカスタマイズできるメリットがあります(延長アームやレンズ倍率など)。

デメリットとしては、ケーブル類の露出が多いので清掃はマメに行う必要があるかなと感じました。

あとはオプションを色々つけるとアームの安定性が少し悪くなるかもしれません。

 

しかし、3社の中で最も広く明るく見えたのはグローバルのマイクロスコープのように感じました。

3社すべてLEDのものを借りましたが、見え方は少しずつ異なります。

グローバルは明るい反面少し白っぽく見えたことを記憶しています。

これは術者の好みであったり、使用する用途(修復治療か根管治療など)によっても使いやすさが変わってきそうです。

 

などなど、3社のマイクロスコープを比較して、当院で決めたのは

 

カールツァイス社製マイクロスコープ 「OPMI pico MORAインターフェイス」 

 

 

決めてとなったのは

「moraインターフェイス」・・・本体を少し傾けても接眼レンズ部は動かないため操作性が非常によかった。また、12時以外の位置からも診療ができるので、当院の狭さを考えると最高の機能です。

・2台使いが可能・・・当院では診療ユニットが平行に位置しているので真ん中に設置することで、少し移動すれば2台で使えることができました。他社のマイクロスコープでは、診療用ユニットの間の壁が邪魔をして本体部が置けず、決めたユニットにしか置けませんでした。(もしくは天井に設置すればどのメーカーのものでも大丈夫でしたが、工事費がかかります。)

 

です。

 

ただし、デモ機と違い、録画用ハンディカムをオプションで取り付けたため、光量がそちらにとられ、若干暗くなった気がしました。

数日使用していると慣れてしまい違和感はありませんが、ライカやグローバルと比較すると少し暗い印象があります。

 

アームの安定性は抜群です。ライカもかなり良かったのですが、アームはカールツァイスが一番良いなと感じました。

 

3種のマイクロスコープを使用してみて、

ライカ・・・

すっきりしたフォルムは一番邪魔にあらずアシスタントの人気は一番良かった。画像や明るさは問題なし。疑似mora機能のエルゴオプティークを付けるとアームの安定性は落ちる。基本12時の姿勢で診療。

グローバル・・・

アームの安定性は若干落ちるが視野の大きさと明るさは良い。オプションを後付けで色々つけることが可能。基本12時の姿勢で診療。

カールツァイス・・・

moraインターフェイスの機能は抜群。普段ルーペを使用している先生なら違和感なく診療できる。

 

と、いったところです。

 

1年以上も悩みましたが、当院に来院してくださる患者さんのために、決断しました!

 

精密治療を心がけて、今後も精進していきたいと思います!

 

カールツァイス マイクロスコープ1  

 

 カールツァイス マイクロスコープ2

 

山中歯科 山中大輔

 

 

 

 

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