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(歯科治療例)下がった歯肉(歯ぐき)の再建方法

2017. 2. 9.

練馬区大泉学園 駅徒歩3分の歯科・歯医者 山中歯科の山中大輔です。

 

山中歯科では欠損した歯を補う欠損補綴(入れ歯やインプラント)治療に力を入れておりますが、歯と歯周組織の保存・再生治療においても様々な治療を行っております。

 

無くなった歯肉を再建する方法の一つに、「結合組織移植」というものがあります。

 

簡単に言えば、「歯肉が減った場所に違うところから歯肉を移植する」ことになります。

 

CTG1  歯ぐきの再建

 

上の写真は、下の前歯の歯肉が部分的に下がってしまった患者さんになります。

このままにしておけば、ますます歯肉の退縮が進む可能性もありますし、露出した部分の虫歯のリスクも上がります。

 

 

元々下の前歯の周りにある歯肉はとても薄い(1ミリ以下)場合が多く、様々な刺激で退縮しやすい環境にあります。

 

そこで、全顎的な虫歯治療やブラッシング指導をした後、CTG(結合組織移植)を行う事で、歯肉の再建をすることにしました。

 

歯肉の再建2

 

足りない部分の歯肉は上顎から採取します。(傷口は1~2週間で治癒します)

 

下がった歯ぐきの再建

 

採取した組織を移植部位に特殊な縫合法で固定します。

下が術後の写真になります。歯ぐきの位置も周囲と同じレベルまで戻りました。術後は今まで以上にブラッシングに気を付けてもらう事になりますが、将来的な不安が無くなったことで患者さんも安心していました。

 

下がった歯ぐきの治療

 

歯ぐきが薄い場合にはかなり精密な切開剥離と、移植片の固定方法が重要になると考えられていますが、山中歯科では拡大鏡やマイクロフォーセップスなどの精密治療用機材を使用して慎重にオペをしていきます。

 

このような歯周組織の外科小手術は、インプラント手術をする上でも必要な術式になります。

また歯周病治療の一つですので、歯周病の治療にも役立つことになります。

 

お困りの方は相談してみてください。

 

 

山中歯科 山中大輔

 

 

 

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